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【材料】上昇率トップは銀行業、ゆうちょ銀行がトレンド変換、日本郵政、かんぽ生命も大幅高

 3月相場に入り市場はリスクオフからリスクオンに向かった、日経平均株価は25日移動平均線を突破、国内大手証券では4月に1万8000円を試す展開とリポートで紹介している。

 日銀マイナス金利導入で「低金利=銀行・金融機関の収益悪化」との見通しから銀行株や、保険株が売られていた。きょうは東証1部業種別株価指数で上昇率トップは銀行業となっている。原油価格が底打ちの兆しを見せ、G20で中国が政策総動員することが世界の投資家の安心感を誘った。

 いままで売られてきた銀行株は売られ過ぎ指標が出ていた。ここで純買いの投資家と買い戻しの投資家によって大きくリバウンドしている。中でも郵政3グループ、ゆうちょ銀行<7182>の株価上昇率が大きい。日本郵政<6178>が一時4.0%、かんぽ生命保険<7181>が一時4.8%の上昇率に対して、ゆうちょ銀行は一時7.2%上昇と群を抜いている。

 ゆうちょ銀行は、テクニカル面では25日移動平均線を突破、トレンドの変化が見られた。ゴールドマンサックス証券では、日本国債の利回り低下の影響を最も受ける銀行は「ゆうちょ銀行」だが、早くから対策を明確化させて外債投資に積極化させており、中期経営計画の利益確保できる可能と解説している。
《MK》

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