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【市況】東京株式(寄り付き)=円高傾向で利益確定売り先行

 3日の東京株式市場は売買交錯のなかやや売りに押されるかたちでスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比50円安の1万6695円と反落。

 前日の欧米株市場は総じて堅調な動きをみせたが、外国為替市場では1ドル=113円台半ばの推移と円高方向に傾いており、これを受けて主力株中心に買いが手控えられている。日経平均は前日に600円を超える上昇をみせたこともあって、逆風材料があれば目先筋の利食い圧力が表面化しやすい状況にあった。ただ、前日のシカゴ日経平均先物は大阪取引所の清算値を40円ほど下回った小幅安の水準で着地していることから、下げ圧力も限定的とみられる。米国では週末の雇用統計に先んじて発表される2月のADP雇用報告で、事前の市場コンセンサスを上回る雇用者数の伸びを示した。米経済先行きに対する不安心理が後退していることは東京市場でもプラスに働きそうだ。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、14業種前後が高く、値上がり上位に海運、銀行、鉄鋼、鉱業、証券など。値下がりでは医薬品、陸運、繊維、精密機器、食料品など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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