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【市況】2日の中国本土市場概況:上海総合4.3%高と大幅続伸、不動産株に買い


2日の中国本土マーケットは大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比116.51ポイント(4.26%)高の2849.68ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、121.99ポイント(4.27%)高の2982.09ポイントで引けている。外貨建てB株相場も急伸。上海B株指数が12.75ポイント(3.70%)高の357.76ポイント、深センB株指数が28.39ポイント(2.56%)高の1137.95ポイントで終えた。

政策期待の高まりが相場を押し上げる。全国政治協商会議(国政助言機関)が3日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日にそれぞれ開幕することが材料視された。各種の景気テコ入れ策や、産業支援策が打ち出されるとの期待が広がっている。指数は上げ幅を徐々に拡大させ、指数構成銘柄はほぼ全面高で取引を終えた。

業種別では、不動産株の上げが目立つ。大手の保利地産(600048/SH)や緑地控股(600606/SH)がそろってストップ高で引けた。中国人民銀行(中央銀行)が3月1日から預金準備率を引き下げたことが引き続き材料視されている。製造業PMIの下振れを背景に、「さらなる追加金融緩和が打ち出される」との見方も一部で流れた。インフラ関連株も高い。ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が6.5%上昇した。政策投資の拡大が期待されている。株高がメリットとなる保険株や証券株も急伸した。ITハイテク関連株や消費関連株、運輸株、自動車株なども値を上げている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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