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【通貨】東京為替:ドル下げ渋り、豪GDP上振れで円売り


2日の東京外為市場で、ドル・円は下げ渋る展開となった。午前中に発表されたオーストラリア10-12月期国内総生産(GDP)が堅調だったことから豪ドル・円が上昇し、ドル・円の買いにつながった。


ドル・円は前日の海外市場で米経済指標が好感され、114円19銭まで上昇した。今日の東京市場ではドルは日本株高に連動せず、朝方から利益確定売りが強まり、一時113円74銭まで下落した。


しかし、9時半発表の豪GDPが予想を上回ったことから豪ドル・円が81円80銭付近から82円56銭まで上昇。ドル・円やユーロ・円などの買いに波及した。ただ、ドル・円の戻りは限定的で、足元でも利益確定売りが広がっているもよう。


ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続いているが、ドル・円は引き続き利益確定売りが上値を抑えるだろう。


ここまではユーロ・ドルは下げ渋り、1.0862ドルから1.0881ドルで推移。また、ユーロ・円はもみあい、123円69銭から124円07銭で取引された。

【経済指標】
・豪・10-12月期GDP:前年比3.0%(予想:+2.5%、7-9月期:+2.7%←+2.5%)

【要人発言】
・日銀黒田総裁
「2%物価目標達成時期は2017年度前半頃」

《TY》

 提供:フィスコ

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