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【市況】東京株式(前引け)=米株高、円安など好感して大幅続伸

 2日前引けの日経平均株価は前日比649円30銭高の1万6734円81銭と続急伸。前場の東証1部の売買高概算は12億1307万株、売買代金概算は1兆2201億6000万円。値上がり銘柄数は1835、対して値下がり銘柄数は83、変わらずは24銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、大きく買い優勢で始まった後も買い意欲は衰えをみせず、日経平均は次第に上げ幅を広げ、前日比600円を大きく超える上昇で1万6700円台を回復した。東証1部全体の約95%の銘柄が上昇する文字通りの全面高様相となっている。前日の欧米株市場が軒並み高となり、米国株市場ではNYダウが350ドル近い上昇をみせたことに加え、原油市況が底入れの動きをみせ、為替相場で円安が進行するなど、リスクオンの条件が揃った。取引時間中は、中国・上海株をはじめアジア株式も総じて堅調に推移していることも買いを後押ししている。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が活況高、ファーストリテイリング<9983>も先物主導の裁定買いで大幅高となった。村田製作所<6981>、アルプス電気<6770>などの上げも目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも上昇した。マネーパートナーズグループ<8732>が連日のストップ高、ネクスト<2120>も値幅制限上限まで買われた。SUMCO<3436>、川崎重工業<7012>なども高い。半面、サニックス<4651>が反落、バンダイナムコホールディングス<7832>も軟調。秀英予備校<4678>、タカラトミー<7867>なども売られた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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