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2016年03月01日17時09分

【特集】健康CP Research Memo(5):「ライフサポートプログラム」により長期間の業績貢献


■RIZAPのストック型モデル転換

健康コーポレーション<2928>は2016年3月期第2四半期決算に当たり、「ライフサポートプログラム」の開始を発表した。これまでRIZAPは2ヶ月間という短期間で一定のボディメイク効果を発現させることをアピールポイントとしてきた。基本プログラムの終了後は、一部の会員が再契約を行って体型維持に努める以外は、RIZAPでの活動を止めてしまう「休会者」となるケースが多かったと見られる。

ライフサポートプログラムは、RIZAP会員が月会費9,800円~という比較的安い価格でRIZAPプログラムを活用して体型や健康の維持・増進に努めることを可能とするものだ。このプログラムの導入により、2つの点で高い業績貢献度が期待できると弊社では考えている。その1つは新規会員獲得だ。RIZAP入会をためらう理由の1つに、リバウンド対策やボディメイキング後のメンテナンスをどうするかということがある。このプログラムはこうした不安を解消し、入会をためらう人の背中を押す効果が期待される。

もう1つはRIZAPの収入モデルのストック型への転換だ。1人の会員が2ヶ月基本コースだけで休会してしまえば、そこからの売上高の期待値はサプリ等の物販を考慮しても40万円から50万円程度がせいぜいであろう。それに対して基本コース終了後にライフサポートプログラムに移行(再契約)してもらえれば、その継続期間にもよるが、1人当たり売上高の期待値は50万円をはるかに上回ってこよう。物販やオプションプログラムなどを活用した単価向上のノウハウと、なにより、累計44,000人超(2015年12月末現在)という会員数が威力を発揮してくると弊社では見ている。

同社はライフサポートプログラムへの移行割合(再契約率)について100%を目指すという目標を掲げている。現状はまだそれには及ばないが、同プログラムの導入前後で再契約率は1.34倍に高まった。「再契約率向上⇒ストック型収入増加」という流れは必然的に広告宣伝費の比率低下につながり、元来が高収益事業であったRIZAP事業のさらなる収益率改善が見込まれる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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