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【市況】基本的には円高が嫌気されている状況/後場の投資戦略


日経平均 : 15916.84 (-109.92)
TOPIX  : 1288.85 (-9.00)

[後場の投資戦略]

 中国PMIの悪化が嫌気された面もあろうが、セクターでは食料品、不動産、医薬品、その他金融など内需・ディフェンシブ系を中心に小じっかりであり、基本的には円高が嫌気されている状況であろう。日経平均は塩野義<4507>など薬品株が下支えしているが、ソフトバンクグ<9984>なども底堅い値動きをみせている。自社株買いを発表した日東電<6988>も好材料視されており、日経平均は16000円を下回っているものの、それ程地合いは悪くないだろう。マザーズ指数はプラス圏で推移しているほか、JASDAQは小幅な下げにとどまっている。中小型株を中心とした物色は活発である。
 日経平均は16000円を挟んでの展開が続くとみているが、15800円を下回ってくると、真空地帯となるため、15000円前半は警戒されてくる。一方で3月期末株価等も意識されやすいなか、16000円を回復してくるようだと、短期筋のショートカバーを誘う格好になりそうだ。(村瀬 智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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