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【経済】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家ぶせな氏:スプレッド×5倍のトレード


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家ぶせな氏(ブログ「FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」ブログ」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年2月25日14時に執筆

今回は、秒速スキャルピングのエントリー基準についてです。
私は多通貨ペアをトレードしますが、通貨毎にエントリー基準をスプレッドで決める事があります。

通貨ペアによって得意・不得意や、何となくやり易いやり難い通貨ってありませんか?ドル円はエントリーしやすいけど、ポンド円は難しいとかです。問題の一つに、スプレッドの違いがあります。

通貨によりスプレッドは異なりますので、同じようにトレードしてもスプレッドが広くなると不利になるのは当然です。その分値動きが大きいので、プラスに転ずるのも早いから不利にはならない、という考えもあると思います。

しかし、秒速スキャルピングのような超短期売買だと、プロスペクト理論(人間は得をする時と損をする時で価値の感じ方が異なる)によりスプレッドが広いと損大利小になりがちです。そこで、スプレッドが広い通貨は次のように考えています。

「スプレッド×5倍は取れるポイントかどうか」

エントリーするか迷う時は、多々ありますよね。そんな時は、スプレッドの5倍は取れそうかどうか考えています。ポンド円のスプレッドが1.3pipsであれば、その5倍の6.5pipsは取れるか。6.5pipsを取ろうとして、3pipsとか4pipsとかが取れるようになります。
スプレッドが1.3pipsなのに、1pipsを取りにエントリーしても、必ず損大利小になりスプレッド負けします。

1,000回トレードしたらどうなるか考えたら分かります。
6.5pipsを取りにいくトレードを1,000回やるのと、1pipsを取りにいくトレードを1,000回やるのでは、雲泥の差がでます。当然トレード回数は減りますが、ポイントを絞って確率の高い箇所でトレードする事は必須です。

ここならスプレッド×5倍は取れる、と答えが出れば根拠の強いエントリーとなります。エントリーしてからドキドキするようなプレッシャーの高いトレードをやるのではなく、利益のプロセスに余裕を持つといいでしょう。
今回だけは偶然でもいい、今日だけは勝ちたい、このようなトレードを繰り返しているとトレードで良い結果はでないでしょう。

秒速スキャルピングなら、「スプレッド×5倍取れるポイントか」考えてみるといいでしょう。

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執筆者名:ぶせな
ブログ名:FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」ブログ

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 提供:フィスコ

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