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【市況】G20見極めでこう着も上に行きやすい需給状況/後場の投資戦略


日経平均 : 16,332.97 (+192.63 )
TOPIX  : 1,318.26 (+10.72 )

[後場の投資戦略]

 日経平均はもち合いレンジを上放れ、25日線に接近してきている。ただし、同抵抗線接近で強弱感が対立しやすいほか、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議での各国の協調姿勢による金融安定化への期待が高まりやすい一方、G20通過後の失望を警戒する向きもあり、強弱感が対立しやすい水準でもある。
 とはいえ、価格帯別出来高で厚みがあった16000-16200円処をクリアしてきており、上に行きやすい需給状況である。そのため、G20見極めでトレンドは出難いと考えられるが、底堅さは意識されやすいと考えられる。年金とみられる資金流入なども下支えとして意識されやすいだろう。一方で、足元で強い値動きが続いていた中小型株については、個人主体でもあるため週末要因から、利益確定の流れに向かいやすい。(村瀬 智一)
《NH》

 提供:フィスコ

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