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【経済】中国:16年新車販売は6%増、2大業界団体が見通し発表


2016年の中国新車販売について同国の2大業界団体は、「前年比で6%程度の伸びになる」との予想をそろって示した。自動車ディーラー団体である中国汽車流通協会の肖政三・秘書長(事務局長)はこのほど北京市で開かれた自動車フォーラムで、16年新車販売について、5~7%成長を予想。自動車メーカー団体の中国汽車工業協会でも、今年の中国新車販売が前年比6%増の2604万台になるとの見通しを師建華・副秘書長が明らかにしている。北京晨報が24日付で伝えた。
師副秘書長は、16年の車種別販売台数についても予想。乗用車では、セダンが5%減の1100万台に落ち込む一方、SUV(スポーツ多目的車)とミニバンが好調を維持するとの見方を示した。SUVで36%増の842万台、ミニバンで8%増の228万台の販売を見込む。半面、クロスオーバー車は軟調が続き、16年は13%減の96万台にとどまるとみている。乗用車全体の通年販売は、7.8%増の2276万台を想定した。
商用車については、苦戦が続くとの見方。通年で5%減の328万台に落ち込むと悲観した。「自動車業界の中で景気減速の影響を最も受けるため」と説明している。
中国汽車工業協会によると、15年の中国新車販売は、前年比4.7%増の2459万7600台。過去最多を更新したものの、伸びは直近3年の最低を再び切り下げた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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