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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 15,700円~16,300円。 

 米ダウ平均は、原油価格の下落を懸念して、一時は200ドル以上値下がりする局面も見られたが、原油価格が持ち直し始めると株式市場も買い優勢となり、結局大引けでは53ドル高と反発して取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大幅安から僅かながらもプラス圏に浮上して取引を終えていることから、東京市場の朝方は売り買い拮抗から、前日の終値近辺での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、米国市場の反発を好感する動きから、一部主力銘柄には買戻しの動きも期待されるが、為替市場の動きに神経質な反応が続いている東京市場では、海外時間で111円台割れ寸前まで円高が進行したことが足枷となり、16,000円近辺の上値は重そうである。

 ただ、マイナス金利導入後のドルが安値を更新する中でも、日経平均は比較的底堅く推移している印象は強く、懸念材料の一つである中国市場も落ち着いていることから、ドルが対円で110円台を付けるような円高基調にならなければ、ヒステリックな下落は回避されるだろう。

 テクニカル的には、下落した昨日の取引でも、下値はボリンジャーバンドの-1σ(15,809円前後)がサポートしたことから、本日の取引では引き続き-1σを下値支持線とし、上値は一目均衡表の転換線(16,385円前後)が抵抗線として意識されそうである。

 新興市場のマザーズは、逆行高を演じるなどリスクマネーの避難先となっており、本日も堅調な取引が想定され、目先の上値抵抗線である75日移動平均線(827ポイント前後)突破を果たせば、200日移動平均線(866ポイント前後)回復まで視野に入ってくる。ジャスダック平均は、ボリンジャーバンドの-1σ(2,295ポイント前後)~中心線(2,382ポイント前後)でのレンジ内取引となりそうだ。

 本日の予想レンジ 15,700円~16,300円。(ストック・データバンク 編集部)

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