【市況】国内大手証券、中小型株の通期決算発表時の上振れは期待しにくい

　野村証券の中小型株のリポートでは、第３四半期決算発表を終えて、世界的に厳しい事業環境が業績予想に織り込まれつつあると指摘。１月以降に業績予想が見直された中小型企業は現時点で半分に届いていないことから、今後もう一段の下方修正が行われる可能性が高いとの見方で、通期予想経常利益と第３四半期までの経常利益から求められる第４四半期の予想利益構成比は２８．５％で、過去５年間の平均２９．１％との差は小さいと解説。

　「この時期における例年の貯金に比べると、通期決算発表時の上振れは期待しにくい」との見解を示している。
《ＭＫ》

株探ニュース