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【市況】米国株式市場:アジア株高でしっかりか


19日のNY市場はまちまち。世界経済への先行き懸念が高まる中、アジア・欧州株が軟調となった流れを受けて売りが先行。前日に原油在庫の増加が報じられ、主要産油国による増産凍結が価格上昇に繋がるか懐疑的な見方が広がったことで原油相場が下落し、上値の重い展開となった。ダウ平均は21.44ドル安の16391.99、ナスダックは16.89ポイント高の4504.43。

グローベックスの米株先物は堅調に推移しており、NYダウで150ドル高程度を織り込んで推移している。上海指数が3営業日ぶりに反発したほか、ハンセン指数も本土系の金融株などに買い戻しの流れが強まりっている。このアジア市場の上昇を背景に、欧州市場も軒並み上昇して始まっており、米国市場へも波及をみせてくることになりそうだ。また、先週末は原油在庫の増加が嫌気される格好となったが、欧州では鉱業株が買われており、安心感につながる展開が見込まれる。なお、経済指標では2月のマークイット製造業PMI速報値の発表が予定されている。1月実績をやや下回る可能性があるとみられており、追加利上げペースの後退への思惑につながる可能性がありそうだ。

《MT》

 提供:フィスコ

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