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【材料】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家SY氏:ぞっとした2月12日の14800円は買えたか?


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家SY氏が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年2月20日20時に執筆

(自分が今まで素人投資家として過去にやってきた失敗経験を記事として残します。そうすることで、同じ過ちを繰り返さない、そして自分への戒めとして、少しでも多くの方々と共有出来ればと考えています。)

2月12日、日経平均は大天井から半値戻しの約14800円をつけた。ぞっとする所(自分の中での基準は自分自身が不安に耐え切れず損切りするような場面)が買い場と決めていてもなかなか買えないのだが、機械的にでも「買う」という行為を行うため、約14800円のこの場面が目をつむって「買う」ポイントとして決めていた。

しかし急落の速さにザラ場を見ることが出来ないサラリーマン投資家(厳密にはやろうと思えばスマホ片手にチェックはできるのだが基本は仕事中であるという事)の自分は、12日に買う事ができなかった。(実際ほとんどのサラリーマン投資家は買えていなかったのではないか?)

せっかくのチャンスを逃してしまったかもしれないと残念な気持ちになった。その日の夜間の日経先物は約500円余り上げている。という事は月曜(15日)の日経平均は反発が容易に想像できる。(1000円高)

ここがいつもの悩みどころ、過去の反省を思い出して見ると次のようなパターン。

土日の日経平均先物が500円程度上げている。乗り遅れてはいけないと焦って月曜日に成り行き買いを実行。そして終値は朝の寄り付きがその日の最高値になっている。またはトントンだが上髭を付けた嫌なチャートになっている。

皆さんもそんなパターンが多くないだろうか?たとえ寄り付きを買わずとも、2-3日内のチャートを見ていて、ちょっと下げて来たらチャンスと思って買ってしまう。そしてジワジワと下げて来て、気付いたらマイナスになっている。

こんな反省から、今回は寄り付き買いをしなかった。ではどうすれば良いのだろうか?

一般的なチャート研究家は5日線を越えてから、または5日線が上向いてからと言っている。またあるチャート研究家は25日移動平均線を超えてからと言っている。

ここでまた過去の反省を思い出すと・・・

5日平均線、または25日平均線を超えてから買うというのは、要は株価が上昇。その分儲けが少ないし、場合によってはそれぞれの移動平均線が頭を押さえて反落、そしてじわじわ下落基調で気付いたら塩漬けに・・・こういうことが自分自身、よくあった。

今後の戦略を考えると・・・

本当に良いと思って買った株なら持続する。何ヶ月という日数が掛かるが、良い株はジワジワと上がって当初の保有時の株価を抜くということもたくさんあった。あくせくせず、ほったらかしというのも戦略の1つかも知れない。ただし銘柄を見抜く力と忍耐力が必要とされる。

そして、よくこの際だからと銘柄の入れ替えを進めるアナリストもいる。個人的な意見を述べると、これは良くないと思う。自分はどうするかというと、参考程度に幅広くは銘柄を見るが、要チェック銘柄だけは重点的に見ておく方が良いかと思う。理由は個別のおのおのの習性が何となく頭に入っていると思われるから。せっかく長い間ウォッチしてきたのだから、何らかの株の動きの癖が頭の中に入っている。このフィーリングを大事にしたらどうか?

今回、私は最初の上げ(14日、月曜日)は見送った。そして木曜日(17日)まで日経平均の動きを観察。木曜日の時点で5日移動平均線が上向きになりそうなタイプの銘柄を18日に購入(押し目として)。そして翌週から反騰というシナリオで購入した。20日(土曜日)に日経先物を見てみると反落しているので、どうやらマイナスに陥りそうだが、また暴落があるのなら損切りもスピーディーに行う必要がある(いつもは逆指値を入れてロスカットを行おうと思っていても面倒でやめてしまう)。しかし今回は暴落直後という事で、下がれば買いで行きたいと思う。Sell in Mayのアノマリーを多少は信じる。

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執筆者名:SY

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 提供:フィスコ

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