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【特集】メドレックス Research Memo(9):研究開発費の増加で営業損失は拡大の見通し


■業績動向

(2) 2016年12月期連結業績見通し

メドレックス<4586>の2016年12月期の売上高は前期比20.3%減の29百万円、営業損失は2,117百万円と前期から約2倍に拡大する見通しとなっている。売上高については開発パイプラインのライセンス契約締結の可能性はあるものの、現段階での見通しは困難なことから業績予想に織り込んでおらず、「ヨードコート軟膏」の売上高のみを計画している。営業損失が拡大するのは、研究開発費が前期比2.6倍増の1,878百万円と大幅に増加することが要因となている。今期の研究開発費の主たるものとしては、「ETOREATR」の2本の追加試験(約10億円)に加えて、「MRX-1OXT」の臨床試験開始に向けた非臨床試験やTapemarkへの製造技術移転等の費用、「MRX-5LBT」の早期の新薬承認申請を目指した臨床開発費用、「MRA-4TZT」の臨床第1相試験費用などを予定している。また、今期も特別利益として助成金収入25百万円を見込んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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