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【特集】メドレックス Research Memo(8):自社製品である「ヨードコート軟膏R」が増収に寄与


■業績動向

(1) 2015年12月期業績概要

2月12日付で発表されたメドレックス<4586>の2015年12月期の連結業績は、売上高で前期比43.1%増の37百万円、営業損失で999百万円(前期は1,003百万円の損失)となった。自社製品である褥瘡・皮膚潰瘍治療剤「ヨードコート軟膏R」の販売数量が伸びたことで増収となったが、引き続き「ETOREATR」を中心とした研究開発費や固定費の負担が重く、前期並みの営業損失となった。

なお、当期は特別利益として、3つの研究開発テーマについての公的助成金を総額116百万円計上している。具体的には、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より「ナノコロイド含有液型貼付技術を応用した偏頭痛治療薬の製剤開発」を研究テーマとして79百万円、経済産業省の「平成26年度戦略的基盤技術高度化支援事業」から、「生分解樹脂製マイクロニードルアレイのディスポーザブル型装着技術の開発」をテーマとして32百万円、公益財団法人かがわ産業支援財団の「平成26年度かがわ中小企業応援ファンド事業」から「イオン液体技術を応用した新規骨粗鬆症治療貼付剤の開発」をテーマとして5百万円の助成金を受領した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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