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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ラウンドワン、シャープ、ジグソー、gumi

■ラウンドワン <4680>  730円  +90 円 (+14.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 ラウンドワン<4680>が急伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ボウリング売上構成の低下によりアミューズメント施設業界活況の影響を受けやすくなっていると指摘。実質9期続いた業績低迷長期化により前年同期ハードルが低いとの見方で、残存者メリット享受やレジャー消費回復により足元の国内既存店月次売上高伸び率に改善の兆候が見えていると解説。様々な集客力向上策によるプラス効果を期待できるとみて、レーティングを「ニュートラル」から「オーバーウエイト」に、目標株価を530円から960円に引き上げている。

■エレコム <6750>  1,608円  +195 円 (+13.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 エレコム<6750>が急伸。いちよし経済研究所では、ネットワークなど周辺機器やエンベデッド関連製品の好調が続いていると指摘。パソコン市場は低迷が続くものの、周辺機器の需要は相対的に底堅く推移しているとの見方で、市場成熟化により価格競争は起こりにくく、円高メリットは残ると解説。17年3月期も過去最高の業績が予想されるとして、レーティングを「B」から「A]に、フェアバリューを1800円から2000円に引き上げている。

■ヒトコム <3654>  1,773円  +155 円 (+9.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 ヒト・コミュニケーションズ<3654>が急反発。量販店での販促支援を行い、スマートフォンやブロードバンド通信向けが好調なほか、M&Aにより旅行業の人材派遣に参入していることも業績に寄与している。16年8月期最終利益は前期比2ケタ増益で過去最高更新見通しにある。投資運用会社のレオス・キャピタルワークスの大株主浮上や三井住友信託銀行などの保有株を買い増しの動きが株式需給面でも思惑を呼んでいる。

■藤田観光 <9722>  545円  +35 円 (+6.9%)  11:30現在
 藤田観光<9722>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が19日付でレーティング「バイ」継続、目標株価を720円から740円へ引き上げた。リゾート事業の施設が集中する箱根エリアでは、昨年9月以降、噴火警戒レベルが順次引き下げとなり、インバウンド旅客の増加もあって稼働率が急回復。3月には箱根小涌園内に宿泊特化型温泉宿13室、17年春にはユネッサンイン建替えとして高級旅館150室を開業、部屋数増加と単価上昇で今後のリゾート事業の増益基調を予想している。

■コニシ <4956>  2,589円  +85 円 (+3.4%)  11:30現在
 19日、コニシ <4956> が3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■ツバキ・ナカシマ <6464>  1,503円  +47 円 (+3.2%)  11:30現在
 ツバキ・ナカシマ<6464>が大幅続伸。野村証券では、セラミックやガラスボールの新商品拡販、欧州軸受メーカーへのシェア拡大、高宮社長を旗振り役とした海外事業管理の強化で、16年12月期も連続最高益を予想。16年12月期営業利益予想を88億円から81億円(会社計画は76億円)に、目標株価も1930円から1700円に引き下げるものの、投資魅力は不変と評価。レーティング「バイ」を継続している。

■シャープ <6753>  171円  +4 円 (+2.4%)  11:30現在
 シャープ<6753>が続伸。前週は台湾・鴻海グループ主導の経営再建に向けた思惑を背景に短期資金が流入、全営業日で上昇したが、きょうもその流れを継いで6日続伸となっている。各メディアを通じて、同社は24日の取締役会で鴻海の買収提案受け入れを決める可能性が伝わっており、まだ予断は許さないものの、これを手掛かり材料に引き続き物色の矛先が向いている。 

■ジグソー <3914>  6,800円  +150 円 (+2.3%)  11:30現在
 ジグソー<3914>が6日続伸。独自開発した組み込みソフトでインターネット環境を自動監視するサービスを提供するが、IoT(モノのインターネット)社会の進展に伴い情報量が急拡大を続けるなかで収益機会を一段と広げている。人工知能(AI)関連銘柄の最右翼としても人気度が高い。15年12月期営業利益は前期比2.5倍の1億5600万円と高変化を示したが、16年12月期も多業種のネット環境における新規需要を囲い込むことで成長路線をまい進することが予想される。会社側は新規受注案件の寄与がどの程度の収益インパクトを持つか見通せないことを理由に、業績予想を開示していないが、市場関係者の間では前期比倍増以上の伸びが確保できるとの見方が支配的だ。

■TBSHD <9401>  1,751円  +12 円 (+0.7%)  11:30現在
 TBSホールディングス<9401>は堅調。19日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「ニュートラル」継続ながら目標株価を1690円から1750円へ引き上げた。足もと、同社の全日帯視聴率は積極的な番組改編効果で回復傾向、同占拠率も上昇。更に従来4位定着していた業界順位はフジ・メディアと3位争いをしている。今後3位定着できれば販売単価上昇等が期待できる、と指摘。今16年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の160億円(前期実績157億2800万円)に対して従来予想の127億円から160億円へ、来期予想を110億円から133億円へ引き上げている。

■光通信 <9435>  7,790円  +40 円 (+0.5%)  11:30現在
 光通信<9435>が小反発。大和証券は、16年3月期第3四半期(10~12月)営業利益は前年同期比47%増益の80億円で、光回線の自社販売の子会社が行政指導を受けて販売停止中の状況にあって、安心感を与える利益水準となったとリポートで紹介。今期会社計画営業利益360億円は維持されたものの、大和予想は行政指導の悪影響をやや織り込み、営業利益を370億円→365億円に修正、17年3月期は397億円を据え置いている。同証券ではまた、決算説明資料で自社SIM販売に関して以前よりは前向きなコメントがあり、光回線の自社販売とあわせて展開する商材になる可能性があろうと指摘。レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続、TOPIXの下落を主因に目標株価は9860円から8480円へ引き下げている。

■サトーホールディングス <6287>  2,510円  +9 円 (+0.4%)  11:30現在
 サトーホールディングス<6287>が反発。TIWでは、足元の業績は国内のサプライの回復がスローな他、一時費用や先行投資負担で営業利益は踊り場になるとみているものの、今後更に崩れる懸念は少ないと指摘。海外を中心に買収や連携でこれまで蒔いてきた種が徐々に実を結びつつあるとの見方で、引き続き中期成長性を評価。来期は海外が牽引、増収増益を確保できそうとみて、レーティング「2+」を継続している。

■gumi <3903>  640円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   11:30現在
 19日、gumi <3903> が子会社gumi Americaを通じ、ベンチャーキャピタルファンドであるVR FUNDに出資すると発表したことが買い材料。同ファンドは米国を中心としたVR(仮想現実)、AR(拡張現実)市場への投資を行う米国のベンチャーキャピタルファンド。同ファンドの無限責任組合員で豊富な投資経験と起業家との強固なネットワークを持つVR FUND PARTNERSの共同事業者として同ファンドの運営を行う。発表を受けて、配当収益などの発生による将来的な業績への寄与に期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 ソーシャルワイヤー <3929>  1,435円  +300 円 (+26.4%) ストップ高   11:30現在
 ぷらっとホーム <6836>  3,705円  +700 円 (+23.3%) ストップ高   11:30現在
 スマートバリュー <9417>  1,703円  +300 円 (+21.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 gumi <3903>  640円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   11:30現在
 マイネット <3928>  4,730円  +700 円 (+17.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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