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【通貨】欧州為替:原油伸び悩み、欧州株軟調で円買い優勢に


 19日のロンドン外為市場では、ドル・円は113円15銭まで買われた後に112円79銭まで売られる展開となった。ユーロ、ポンドに対する円買いが観測されており、ドル・円相場を下押しした。欧州諸国の株価が下げに転じたことも意識されたようだ。


 ユーロ・ドルは弱含み、1.1139ドルまで買われた後に1.1077ドルまで反落。ユーロ圏の早期追加緩和への思惑が広がっており、短期筋などのユーロ売りがやや活発となった。ユーロ・円は125円83銭から125円10銭まで下落し、年初来安値を下回った。


 ポンド・ドルは伸び悩み、1.4339ドルまで買われた後に1.4268ドルまで反落。19日発表された1月小売売上高は市場予想を上回ったが、早期利上げにつながる材料ではないこと、原油先物が伸び悩んでいることから、ポジション調整目的とみられるポンド売りが観測された。


 ドル・スイスフランは強含み、0.9903フランから0.9968フランまで買われた。ユーロ安につれてドル買い・スイスフラン売りのフローが増える展開となった。


[経済指標]
・英・1月小売売上高(含む自動車燃料):前月比+2.3%(予想:+0.8%、12月:-1.4%←-1.0%)
・英・1月公共部門純借入額(銀行部門除く):-112億ポンド(予想:-123億ポンド、12月:+81億ポンド←+75億ポンド)


[要人発言]
・匿名関係筋
「露エネルギー相が月内にイラン訪問も」

《KK》

 提供:フィスコ

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