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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は反落、米格付け会社S&Pが前日ブラジル国債を格下げ


【ブラジル】ボベスパ指数 41477.63 +0.37%
18日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比153.19ポイント高(+0.37%)の41477.63で取引を終えた。41697.80から41183.40まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは29、値下がりは31、変わらず1であった。

米格付け会社S&Pが前日ブラジル国債を格下げしたのに続き、ブラジルの銀行セクターの格付けも引き下げたことで、大手のイタウ・ウニバンコ(ITUB4)が大きく下げ、ボベスパ指数への下押し圧力になったもよう。なお、ブラジル政府は19日(金)に歳出削減案を発表する予定だが、それに絡み財政目標を緩める方向も模索しているもよう。

【ロシア】MICEX指数 1807.21 +2.08%
18日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比36.90ポイント高(+2.08%)の1807.21で取引を終了した。1775.21から1807.32まで上昇した。

ロシア株式市場の取引時間内において、ブレント原油先物が一時35.73ドルまで上昇し、18日高値をつけたことがロシア株を押し上げた。ただ、株式市場終了とともに発表された米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)では、原油在庫が増加。それを受けてブレント原油先物が下落に転じており、翌日の取引でロシア株の調整につながる可能性も。

【インド】SENSEX指数 23649.22 +1.14%
18日のインドSENSEX指数は続伸。前日比267.35ポイント高(+1.14%)の23649.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同83.30ポイント高(+1.17%)の7191.75で取引を終えた。

買いが先行した後はプラス圏で一進一退の展開を示した。原油高や前日の米国株の上昇を受け、資源を中心に買いが先行。ロシアやサウジアラビアなど4カ国による原油生産量維持の提案に対して、イランが支持を表明したことが好感されたもようだ。また、この日のアジア市場が堅調な値動きを示したことも買い安心感を与えた

【中国本土】上海総合指数 2862.89 -0.16%
18日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比4.45ポイント安(-0.16%)の2862.89ポイントと3日ぶりに反落した。

朝高の後に売られる流れ。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスなどを好感して小高くスタートしたものの、上値は重く、引けにかけて売りが優勢となっている。上海総合指数は前日までの2営業日で4%超上昇していたため、相場の過熱感が意識された。

《CS》

 提供:フィスコ

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