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【市況】東京株式(大引け)=360円高、原油高と欧米株高受け急反発

日経平均 日足チャート 「株探」多機能チャートより
 18日の東京株式市場は終始買いが優勢で日経平均株価は一時前日比で500円以上高い場面があった。大引けは手仕舞い売りにやや伸び悩んだものの、大幅高で再び1万6000円台に乗せてきた。

 大引けの日経平均は前日比360円44銭高の1万6196円80銭と急反発。東証1部の売買高概算は26億2820万株、売買代金概算は2兆7012億2000万円。値上がり銘柄数は1725、対して値下がり銘柄数は171、変わらずは42銘柄だった。東証1部全体の約9割の銘柄が上昇した。

 前日の欧米株市場が総じて高く、米国ではNYダウが大幅高で3日続伸したほか、WTI原油先物価格も急反発で1バレル=30ドル台を回復、これを受けて東京市場でもリスク選好ムードが再び高まった。取引時間中は方向感の定まらない為替動向に神経質となる局面もあったが、中国・上海株市場をはじめアジア株式が堅調に推移するのを横目に、日経平均は1万6100~300円のゾーンで売り物をこなす強調展開を続けた。後場後半になると主力株中心に買い戻しの流れが加速、一時500円を超える上昇で1万6300円を突破したが、引けにかけて手仕舞い売りが出て、やや上げ幅は縮小した。

 個別では、SMC<6273>が値を飛ばし、ファナック<6954>、村田製作所<6981>、任天堂<7974>なども買われた。日本アジア投資<8518>、サイバネットシステム<4312>がストップ高、スターティア<3393>、ステラ ケミファ<4109>なども大幅上昇した。このほか、ソディック<6143>、SUMCO<3436>も物色人気となった。

 半面、ソフトバンクグループ<9984>が大商いも株価は軟調、ブリヂストン<5108>、JAL<9201>も売りが先行した。横河電機<6841>が値を下げ、ピーシーデポコーポレーション<7618>、戸田建設<1860>、名古屋鉄道<9048>なども売られた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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