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【通貨】欧州為替:欧州株高、原油下げ止まりでドル買いに


 17日のロンドン外為市場では、ドル・円は113円47銭から114円30銭まで戻した。欧州諸国の株高や原油先物の下げ止まりを意識したドル買いが観測された。日本銀行による追加緩和への期待(マイナス金利の拡大など)も残されており、リスク回避的な円買いは縮小した。


 ユーロ・ドルは軟調推移。1.1174ドルから1.1124ドルまで売られた。金利先安観は後退していないことや短期筋のユーロ売りが1.1150ドル以下で観測されており、ユーロを押し下げた。ユーロ・円は伸び悩み、126円73銭から127円21銭まで戻したが、ユーロ売り・ドル買いのフローが勝っており、上げ渋った。


 ポンド・ドルは1.4254ドルまで売られた後に1.4339ドルまで戻した。10-12月ILO失業率は市場予想の5.0%を上回り、前回(9-11月)と同水準の5.1%だったが、特に嫌気されなかった。


 ドル・スイスフランは0.9853フランから0.9917フランまで買われた。


[経済指標]
・英・1月失業率:2.2%(予想:2.3%、12月:2.3%)
・英・10-12月ILO失業率:5.1%(予想:5.0%、9-11月:5.1%)
・南ア・1月消費者物価指数:前年比+6.2%(予想:+6.0%、12月:+5.2%)
・南ア・12月小売売上高:前年比+4.1%(予想:+3.5%、11月:+3.8%)

[要人発言]
・日銀筋
「黒田総裁の参院財政金融委員会の出席は半期報告の説明、質疑のため」

《KK》

 提供:フィスコ

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