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【市況】<マ-ケット日報> 2016年2月17日

 17日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比218円安の1万5836円で、再び1万6000円の大台を割り込んで引けた。日経平均の1万6000円台では売り方の買い戻し以外に目立った買いが入らず、前日の米国株上昇の支援むなしく戻り売りに押されてしまった。円相場も再び114円台を割れるなど戻りに一巡感が表われている。

 昨日の米国市場は原油の増産凍結を好感してダウ平均が大幅続伸。4日ぶりに1万6000ドルの大台を回復した。サウジアラビア、ロシアなど4カ国が条件付きで原油増産凍結で合意。先行き不安が少し和らいだことから株式の買い戻しが広がった。ただ、欧州市場などは上げ一服となっており、世界景気の不透明感が払拭されていない現状から、米国でもこの先上値は重くなりそうだ。さて、売り方の買い戻しが徐々に途切れつつある東京市場は、本日前場にそれが一巡すると、後場からはズルズルと下値を広げる軟調な相場に戻ってしまった。円相場がじわりと水準を切り上げたことで一時400円を超える下げ幅となる場面も。終盤はやや買い戻されたが買い方が本格的に出てきている雰囲気はまだない。寄り前に発表された12月の機械受注は良かったものの、過去の数字として評価する向きは少なかった。個別では自動車部品を新たに開発した村田製作 <6981> 価する向きは少なかった。個別では自動車部品を新たに開発した村田製作 <6981> が3日続伸。大規模自社株買い人気継続でソフトバンク <9984> も大幅に続伸している。一方、マンション販売減少報道から長谷工 <1808> が大幅反落している。(ストック・データバンク 編集部)

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