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【材料】ヤオコーが6日ぶり急反発、全般続急落展開のなか業績増額発表後も人気薄だった内需好業績銘柄として見直す

 ヤオコー <8279> が変わらずを挟み6日ぶりに急反発。12日の大引け後(15:00)に発表した2016年3月期第3四半期累計(4-12月)経常利益(単独決算)は前年同期(連結決算)比5.9%増の135億円に伸び、通期同利益予想を従来の130億円から前期比1.0%増の134億円と増額修正した。減益予想から一転、27期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。しかし、次営業日の15日には一時4470円と買い進まれたものの前日比変わらずの4265円で終了。昨日も日経平均株価は続伸したものの、同社株は買い先行も同様に失速した。

 この日は、日経平均株価が朝方には前日比160円高場面があったものの、中国人民銀行が10時台に人民元の対米ドル基準値を元安方向に設定したことを受け、中国から資金が流出するとの懸念が高まりリスク回避の円買いドル売りが広がり下げに転じ、後場、一段安の展開となるなか、長期連続最高益更新予想の内需関連銘柄として見直し買いが向かっているようだ。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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