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【市況】東京株式(寄り付き)=円高含みの為替と原油反落で若干売り先行

 17日の東京株式市場は売り買い交錯もやや売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比19円安の1万6035円と反落。

 前日の米国株市場ではNYダウが222ドル高と大幅続伸したが、外国為替市場では足もと114円台近辺の推移と円安が一服しているほか、原油市況も前日のWTI原油先物価格が反落するなど一段の上昇を促す材料に欠けている。前日の日経平均株価は朝安後大きく切り返したものの、終盤に急速に伸び悩む引け味の悪さが残り、ソフトバンクグループ<9984>のストップ高による株価押し上げ効果を差し引くと地合いは良くなかったともいえる。きょうも出足はその流れが意識されている。

 寄り前に発表された12月の機械受注は市場コンセンサスをやや下回る水準だった。また、日本時間今晩に米1月の住宅着工件数や鉱工業生産などの発表を控え、米景気の動向を見極めたいとの思惑からも、積極的な買いが見込みにくい。寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種前後が高く、値上がり上位に海運、情報通信、電機機器、その他金融など。値下がりでは石油、鉱業、輸送用機器、非鉄など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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