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【材料】リボミック---RNAを活用した東大発のバイオベンチャー


リボミック<4591>は、東大発のバイオベンチャーとして2014年9月に上場した。RNAの基礎的な研究過程でタンパク質とRNAの分子擬態という現象を発見。この現象を創薬に応用することを目的として、一定の開発段階まで独自で開発する自社創薬と、製薬会社と進める初期段階からの共同研究をバランスよく組み合わせた事業展開を基本方針としている。

足元の業績では、2016年3月期第3四半期(15年4月~12月)決算は、売上高が前年同期比77.6%減0.95億円、営業損益が3.36億円の赤字(前年同期は0.71億円の黒字)、経常損益が3.14億円の赤字(同0.66億円の黒字)、四半期純利益が3.14億円の赤字(同0.61億円の黒字)だった。共同研究収入等による事業収益が減少したことで、利益項目は赤字に。

2016年3月期通期については、売上高が前期比75.1%減の1.19億円、営業損益が4.74億円の赤字(前期は0.06億円の黒字)、経常損益が4.51億円の赤字(同0.13億円の黒字)、純利益が4.52億円の赤字(同0.1億円の黒字)を見込んでいる。大塚製薬との共同研究品目のうち1品のライセンス・アウト実現が当期中は困難と判断したことが理由。

《SF》

 提供:フィスコ

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