【材料】リプロセル---3Q業績は大幅増収、今期10種以上の新製品を発売
バイオベンチャーのリプロセル<4978>は12日、第3四半期累計(2015年4-12月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比136.6%増の7.90億円、営業損益が7.10億円の赤字(前年同期は4.11億円の赤字)、経常損益が6.79億円の赤字(同3.24億円の赤字)、純損益が6.67億円の赤字(同3.27億円の赤字)となった。
iPS細胞事業では、今期は肝臓細胞培養液「ReproHP Medium」など10種以上の新製品を発売したほか、臨床検査事業では主力の抗HLA抗体検査の件数を順調に伸ばした。日本血液製剤機構から臨床検査測定の受託業務にも取り組んだ。
通期業績予想は従来計画を据え置いた。売上高が前期比169.8%増の15.30億円、営業損益が5.55億円の赤字、経常損益が4.95億円の赤字、純損益が4.95億円の赤字を見込んでいる。
同社は、ヒトiPS細胞関連のバイオベンチャー。2003年に設立され、現在はヒトiPS細胞に関わる研究試薬の販売から細胞製品の作製、創薬支援サービスに至るまでワンストップで事業展開する。今後は高成長が見込まれる再生医療分野で世界トップ企業を目指す。
《SF》
提供:フィスコ