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【市況】15日の中国本土市場概況:上海総合は0.6%安と続落、深セン創業板は1.0%高と反発


連休明け15日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比17.30ポイント(0.63%)安の2746.20ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、18.05ポイント(0.62%)安の2873.57ポイントで引けている。外貨建てB株相場もさえない。上海B株指数が3.51ポイント(0.99%)安の350.82ポイント、深センB株指数が20.65ポイント(1.81%)安の1120.64ポイントで終えた。

連休中の悪材料を織り込む動き。本土市場が休場だったその間に、原油相場が約12年9カ月ぶりの安値を付けたことや海外株が週間で軒並み急落したことなどが投資家心理を冷やしている。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国人民銀行(中央銀行)が人民元レートの対米ドル基準値を大幅な元高水準に設定したこと、連日で資金を供給したこと、原油相場の持ち直し期待が強まっていることなどが相場を下支えしている。指数は徐々に下げ幅を縮小させた(上海総合は一時2.95%安)。

時価総額上位の金融株が下げを主導。中国銀行(601988/SH)が1.6%安、中国建設銀行(601939/SH)が1.5%安で引けた。不動産株やインフラ関連株、海運株なども下げが目立っている。

半面、バイオ関連株やITハイテク関連株の一角はしっかり。自動車株や発電株、空運株なども物色された。産金株や非鉄株は急伸。紫金鉱業集団(601899/SH)は値幅制限いっぱいまで上昇した。ベンチャー企業で構成される深セン創業板指数は安寄り後に反発。前日比0.95%高で引けた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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