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【市況】東京株式(前引け)=リスクオフの巻き戻しで急反騰

 15日前引けの日経平均株価は前週末比765円81銭高の1万5718円42銭と急反騰。前場の東証1部の売買高概算は15億1653万株、売買代金概算は1兆3248億円。値上がり銘柄数は1861、対して値下がり銘柄数は61、変わらずは13銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、終始買いの勢いが目立った。前週末の欧米株市場が大きく切り返したことや、WTI原油先物価格が前週末時点で1バレル=29ドル台半ばと3ドル以上の上昇をみせるなど急反転、為替相場も足もと1ドル=113円台後半の推移と円安方向に振れており、リスクオフの巻き戻しが一気に進んだ。春節明けとなった中国・上海株市場も売り優勢で始まったが、下げ幅は想定よりも小さく、投資家の不安心理が後退し、逆に売り方の買い戻しを誘発する格好となっている。東証1部全体の96%の銘柄が上昇する極めて買い意欲の強い展開。

 個別ではトヨタ自動車<7203>が大商いで急反発、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買いを集めている。ファナック<6954>、キーエンス<6861>なども大きく買われた。リブセンス<6054>がストップ高、このほかアルバック<6728>、フルキャストホールディングス<4848>、サンセイランディック<3277>、関東電化工業<4047>など値幅制限いっぱいに買われるものも目立った。一方、ダブル・スコープ<6619>がストップ安に売られたほか、山崎製パン<2212>、サントリー食品インターナショナル<2587>、楽天<4755>などが大きく値を下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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