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2016年02月12日16時58分

【市況】<マ-ケット日報> 2016年2月12日

 12日の市場は日経平均が大幅に3日続落。終値は前営業日比760円安の1万4952円で、一昨年10月21日以来、約1年4カ月ぶりの安値となって取引を終えた。下げ幅は今年2番目の規模。急速に進展した円高と海外の株安、そして背景にある世界景気減速や金融不安が一気に噴出した格好。東証1部の出来高47億株は昨年8月25日の急落時と同じ。1万5000円のフシ目を割ったことで投げがかなり出されたようである。恐らく出来高面では本日はピークとなりそうだ。

 昨日の米国市場は欧州の銀行株急落を受けてダウ平均が大きく5日続落。昨年8月安値を下回り、2014年2月6日以来となる2年ぶりの安値をマークした。欧州金融不安という新たな火種を抱え米国でも金融関連株が軒並み安。リスク回避の動きから原油先物(WTI)も12年9カ月ぶり安値を示現している。市場は明らかに売られ過ぎだが、変動が激しくて安定した買いが入りにくい需給的な悪循環に陥っていると思われる。一方、世界的な株安に想定外の円高まで加わった東京市場は米国株以上の下げを本日も演じてしまった。わずか1週間半で10円も進んだ円高と欧州発の金融不安は、新たなリスクヘッジ売り需要を生むなど需給的な悪循環を招いている。最も活発なのが投機筋の売り。これに投げが加わり本日の商いは異例ともいえる水準に膨らんだ。多くの投資家がアクションを起こしたことで悪材料の織り込みは進展しているが、今は何かしら政策サイドからのきっかけが欲しいところでもある。来週は中国市場再開後から1万4000円台で徐々に下値が見えてくるだろうが、海外の動き次第でもあり、引き続き目の離せない週となる。(ストック・データバンク 編集部)

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