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【材料】日産自は3日続落、第3四半期純利益は過去最高益を更新も全般相場悪化や円高を警戒

 日産自動車<7201>が3日続落。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(15年4~12月)連結決算は、売上高8兆9430億円(前年同期比10.6%増)、営業利益5875億3600万円(同40.6%増)、純利益は4528億3500万円(同33.7%増)となり、第3四半期としては過去最高の純利益となったが、全般相場の悪化や為替の円高による採算悪化を警戒した売りが出ている。

 ガソリン安を背景に北米でSUV(多目的スポーツ車)の販売が好調だったほか、西欧での新車攻勢も奏功した。新興国通貨安やその他地域の厳しい市況による影響はあったものの、大幅増収増益で着地した。

 16年3月期通期業績予想は、売上高12兆2500億円(前期比7.7%増)、営業利益7300億円(同23.8%増)、純利益5350億円(同16.9%増)の従来予想を据え置いている。なお、為替前提は1ドル=119.4円、1ユーロ132.6円としている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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