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【市況】東京株式(寄り付き)=円高進行でリスク回避の売り続く

 12日の東京株式市場は大きく売り先行、寄り付きの日経平均株価は前日比287円安の1万5426円と続落。

 前日の欧米株市場が軒並み安に売られており、外国為替市場でも休場の間に1ドル=110円台まで上昇、これを受けて東京株式市場でもリスク回避の流れが一段と強まっている。イエレンFRB議長の議会証言では、米国経済の先行き不透明感と利上げペースの減速が意識され、ドル売り円買いが加速しており、全体は主力輸出株中心に広範囲に売りが広がっている。テクニカル的には売られ過ぎの領域にあり、急落後は売り方の買い戻しで下げ渋る可能性はあるが、全般は弱気ムード一色に支配されているだけに実需で買い向かう動きは限られそうだ。

 寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで目立つのは海運、鉄鋼、非鉄、ガラス土石、卸売、空運、その他金融など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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