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【材料】住友鉱が4日連続で昨年来安値を更新、NY金先物は9連騰も株安展開止まず失望売り

 住友金属鉱山<5713>が3日続落。4日連続で昨年来安値を更新し、2013年6月以来の安値水準に下げた。5日には取引時間中に通期経常損益を850億円の黒字から40億円の赤字とするなど業績の減額修正発表したことを受けて、昨年来安値を更新したものの続伸して終了した。しかし、その後は、世界同時株安に歯止めが効かないまま、同社株も見切り売りなどが先行する流れが続く格好となっている。この日も、後場後半には下げ幅を縮小したものの厳しい展開となった。

 8日のNY金先物は昨年6月以来の高値となり、9日も1198.7ドルと上昇し11年以降で最長の9連騰となった。しかし、LME銅の3日続落やニッケル反落など非鉄市況安もあって、昨年6月にほぼ7年ぶり高値を付けた後の続落基調から抜け出せことから、失望売りや損失覚悟の売りが広がったようだ。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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