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【市況】東京株式(寄り付き)=売られ過ぎの反動でやや買い先行

 10日の東京株式市場は買い先行、寄り付きの日経平均株価は前日比42円高の1万6127円と反発。

 前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに続落で引けたが、下げ幅は限定的だった。前日に日経平均が918円安と大きく水準を切り下げていた東京市場では、目先突っ込み警戒感からの買い戻しが優勢となった。東証1部の騰落レシオも前日時点で63%と売られ過ぎゾーンを示唆している。ただ、WTI原油先物価格は大幅続落歩調にあるほか、外国為替市場では足もと1ドル=115円台前半と円高水準でもみ合いが続いており、リスク回避ムードは継続している。ショートカバー主導の相場で、日本時間あす未明に予定されるイエレンFRB議長の米下院での議会証言を前に、積極的な買いは見送られる可能性もある。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、25業種前後が高く、値上がり上位に紙パルプ、精密機器、繊維、建設、保険など。値下がりでは情報通信、証券、医薬品など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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