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【経済】世界同時株安:元凶は欧州銀行業、米利上げ・中国問題・原油安ではない


外国メディアはこのほど、最近の世界同時株安について、報道されている米利上げや中国の景気減速、原油安の進行などではなく、欧州銀行業が元凶であるとの見方を示した。

収益性や信用力、貸出資産の悪化などが懸念され、今年に入ってから欧州の銀行株が約18%下落。これとは対照的にストックス・ヨーロッパ600指数の下落率は約11%にとどまった。一部の銀行株の株価は世界同時不況が発生した2008年の水準まで落込んでいる。

また、欧州銀行株の急落がバンク・オブ・アメリカ/メリルリンチ(BOA/ML)、シティ・バンクなど米国銀行にも影響している。BOA/MLやシティ・バンクは先週52週安値まで落込んだ。

《ZN》

 提供:フィスコ

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