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【経済】米金融政策、市場混乱で利上げ停止や利下げの思惑も


 9日の東京市場では日経平均株価は大幅反落、前日比1000円安に迫る動きとなっており、ドルは一時114円21銭まで下げた。市場関係者の間では、金融市場の混乱で米国が年内に利上げを行うことは難しくなっているとの見方が広がっている。

 10日と11日に行われる米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言内容が注目されているが、この場で追加利上げについて明確にコミットしない場合、市場関係者の間からは「一部の投資家は利上げ停止や利下げを連想するのではないか?」との声が利かれている。

 イエレンFRB議長が追加利上げについて明確なシグナルを発した場合、ドルは急反発する可能性が高いとみられているが、米国株式は不安定な状態が続く可能性があるとみられている。
《MK》

 提供:フィスコ

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