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【市況】個別銘柄戦略:トヨタの決算も関連銘柄にはネガティブに


米国株式市場は下落、雇用統計では賃金が予想以上の伸びとなったことなどから、利上げ懸念が高まる状況になったもよう。一方で、為替市場での円安反転の動きは限定的にとどまっており、日本株にとっては逆風の状況といえよう。先週末の決算ではトヨタの動向が注目されるが、市場予想を下振れる着地となったことで、ADRでは3%強の下落に。自動車関連銘柄にはネガティブな要因となっていこう。また、足元で底打ち感が強まっていた資源関連株なども、商品市況の下落を嫌気して戻り売りが優勢となろう。全般的にディフェンシブセクターに資金逃避の流れが見込まれるが、順調な決算を発表したNTTなどは、その有力な候補ともいえよう。ほか、決算関連で注目は、ディスコ、大和ハウス、明治HDなどポジティブ。

《KS》

 提供:フィスコ

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