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【市況】5日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安と反落、証券株さえない


5日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比17.53ポイント(0.63%)安の2763.49ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、18.46ポイント(0.63%)安の2891.62ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.78ポイント(0.22%)高の354.33ポイント、深センB株指数が4.18ポイント(0.37%)安の1141.30ポイントで終えた。

大型連休を前に買い手控えムードが広がる。春節(旧正月)連休で来週いっぱい休場となるため(取引再開は15日)、様子見ムードが漂った。ただ、大きく売り込む動きはみられない。全国政治協商会議(国政助言機関)と全国人民代表大会(全人代:国会に相当)の開催が視野に入るなか、政策期待が高まっている。中国人民銀行(中央銀行)がリバースレポを通じ、連日で巨額の資金を供給していることや、当局が適格海外機関投資家(QFII)の投資上限規制を緩和したことも一定の支えになった。指数は朝方にプラス圏で推移する場面もみられている。

業種別では、証券株の下げが目立つ。招商証券(600999/SH)が4.1%下落した。このところ売買代金の低迷が続いているため、業績に与える悪影響が懸念されている。不動産株も急落。金地集団(600383/SH)が9.0%安で引けた。インフラ関連株の一角や自動車株、消費関連株、発電株などもさえない。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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