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【通貨】NY為替:ドル・円は116円78銭、低調な経済指標受け米追加利上げ観測後退、ドル続落


 4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、117円42銭から116円53銭まで下落し116円78銭で引けた。米国の第4四半期労働生産性が14年第1四半期以降で最大の下落幅を記録したほか、失業保険申請者数も増加したため、米国の追加利上げ観測が後退し、ドル売りに拍車がかかった。


 ユーロ・ドルは、1.1239ドルまで上昇後、1.1158ドルへ反落し、1.1212ドルで引けた。低調な米国の経済指標を受けた債券利回りの低下に伴うドル売りが強まったのち、欧州委員会がインフレ、成長見通しを引き下げたため、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測に伴うユーロ売りに伸び悩んだ。ユーロ・円は、131円59銭から130円67銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.4668ドルへ上昇後、1.4561ドルへ下落した。英中銀が全会一致で政策据え置きを決定、利上げ観測が後退したことでポンド売りが継続した。ドル・スイスは、0.9990フランから0.9922フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

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