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【市況】日経平均は3日続落、円高が重しとなり一時17000円割れ/相場概況


日経平均は3日続落。3日の米国市場では、原油相場の反発を受けてNYダウが183ドル高となったものの、為替相場は一時1ドル=117円台まで円高に振れた。本日の日経平均は円高が重しとなり120円安からスタートすると、朝方には16941.88円(前日比249.37円安)まで下落する場面があった。その後、時間外取引で原油先物価格がしっかりとした値動きとなり、為替相場も1ドル=118円水準で下げ渋る形となったことから、日経平均は一時プラスに転じたが、上値は重く結局3ケタの下げで本日の取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比146.26円安の17044.99円となった。東証1部の売買高は31億2841万株、売買代金は2兆8587億円だった。業種別では、小売業、水産・農林業、保険業が3%を超える下げとなった。一方、非鉄金属、鉱業、パルプ・紙が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、富士重<7270>、NTTドコモ<9437>、ソニー<6758>などが軟調。三井住友<8316>とみずほ<8411>は小幅に下げた。決算発表とともに通期予想を下方修正した日立<6501>やパナソニック<6752>は急落。小野薬<4528>も下げが目立った。また、サイバネット<4312>、ダイヘン<6622>、KLab<3656>などが東証1部下落率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、任天堂<7974>、ファナック<6954>、キーエンス<6861>などが堅調。三菱商事<8058>が3%超上昇したほか、取引時間中に決算発表した三菱ケミHD<4188>は7%高に。また、台湾の鴻海精密工業の傘下で再建方針と伝わったシャープ<6753>が後場急伸し、大陽日酸<4091>、ミツバ<7280>などとともに東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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