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2016年02月03日16時00分

【特集】フルスピード Research Memo(1):東南アジアに進出予定でインバウンド事業拡大へ


フルスピード<2159>は、インターネット広告市場において、「創る機能」(アドテクノロジー開発)と「販売機能」(広告代理店)の両軸で攻める国内唯一のハイブリッド型ネット広告代理店を指向しており、事業領域も国内からアジア圏へ展開を進めている。

12月11日付で発表された2016年4月期第2四半期累計(2015年5月?10月)の連結業績は、売上高が前年同期比27.3%増の7,333百万円、営業利益が同102.2%増の451百万円と大幅増収増益となった。アフィリエイト・サービスやDSP広告を中心としたアドテクノロジー事業が大幅伸長し、収益をけん引した。

2016年4月期の業績は、売上高が前期比9.1%増の13,000百万円、営業利益が同40.5%増の800百万円と期初計画を据え置いている。第2四半期までの通期計画に対する進捗率が売上高で56.4%、営業利益で56.3%と順調に推移しており、足元も売上げ状況は好調が続いていることから、計画を上回ることも十分予想される。

また、年々拡大が続く訪日観光客を対象にしたプロモーションサービスにも注力している。既に、中国でローカル企業向けにSEM広告事業を展開しているほか、フリービット<3843>と共同で訪日観光客向けのフリーペーパーを発刊している。また、同社の関連会社である亜智遊(北京)信息科技有限公司が開発した訪日観光客向け専用アプリ「GO日本」は、サービス開始以降既に20万ダウンロードを突破するなど、訪日観光客向けの有力なプロモーションツールに育ちつつある。同社では2016年以降、東南アジアにも進出して行く予定で、訪日インバウンド事業の拡大が期待される。

そのほか、2015年10月にはライヴエイド(株)からスマートフォン向けアドネットワーク事業を譲り受け、同事業領域の拡大を目指していくほか、2015年12月には、広告とPRを融合させた新サービス「戦略的ブランドニュース」を共同ピーアール<2436>と開発し、提供を開始した。企業のメッセージを「コンテンツ」に変えて、SNSやキュレーションサイト上のネイティブ広告として販売していくサービスで、今後の収益貢献が期待される。

■Check Point
・アドネットワーク事業が利益の大半を占める
・ターゲティング広告配信機能は場所属性を細分化して配信する機能が好評
・16/4期は2期ぶりに増収増益の見通し

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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