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【材料】フリュー---プリントシール機で国内トップ、今期は2桁増益見込む


フリュー<6238>はプリントシール機(プリクラ)の最大手。1997年に制御機器大手オムロンのエンタテインメント分野の新規事業として発足し、2007年に経営陣らによるMBO(マネジメント・バイアウト)で現在のフリューが誕生。2015年12月18日に東証1部市場に新規上場した。2015年3月期の売上高構成はプリントシール機本体とシール紙などを扱うプリントシール事業が39%、モバイル端末でプリントシールの画像取得・閲覧ができるサービスなどを手掛けるコンテンツ・メディア事業が30%、クレーンゲームの景品やコンビニくじの企画・販売などを手掛けるキャラクタ・マーチャンダイジング事業が17%、ゲームソフトやスマホゲームなどを手掛けるゲーム事業が7%、書籍の出版などのその他が7%である。

2016年3月期は売上高が前期比0.7%増の240.82億円、営業利益が同10.2%増の33.43億円を見込む。上場にあたって開示した第2四半期累計決算は売上高が122.87億円、営業利益が22.31億円。通期計画に対する営業利益の進捗率は66.7%に達しており、通期計画の達成に向けて順調な進捗が確認できた。なお、第3四半期累計決算は2月15日に発表する予定。

上場によって手にした資金は、新規ユーザー獲得のための広告宣伝費、ゲームやモバイルコンテンツの制作およびプリントシール機の設置作業に関する業務委託費、新商品に関する研究開発費などに充当し、将来の成長につなげていく考え。
同社は2012年にアニメの企画・開発を手掛けるウィーヴ社を買収し、2014年には対戦型オンラインゲームを手掛けるコアエッジを持分法適用会社化。成長加速に向けて新たなM&Aも視野に入れている可能性もある。

《SF》

 提供:フィスコ

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