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【市況】米国株見通し:原油安懸念が再燃、エネルギーセクターは弱含みか


『米株式市場』

1日のNY市場はまちまち。中国の1月製造業購買担当者景況指数(PMI)が12年8月以来の低水準となったほか、原油相場の大幅下落を受けて売りが先行。フィッシャーFRB副議長が世界経済の見通しに対する懸念や、原油安によるインフレ率の回復遅延に言及したことで、追加利上げ観測が後退し、引けにかけて下げ幅を縮小した。ダウ平均は17.12ドル安の16449.18、ナスダックは6.41ポイント高の4620.37。

グローベックスの米株先物はNYダウで100ドル超の下げを織り込んで推移している。欧州市場では原油相場の下落を背景に、石油株が軟調。米国ではエクソンモービルの決算が予定されていることもあり、原油相場の動向が気掛かりになりそうだ。

一方で、前日の取引終了後に決算を発表したアルファベットは、モバイル端末の広告収入や動画投稿サイト「ユーチューブ」事業が堅調だったことが追い風となり、予想以上の増収となった。時間外で株価は急伸し、時価総額でアップルを上回った。通常取引でこの流れが続くようならば、原油安の影響を吸収してくる可能性はありそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

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