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【材料】小野薬が後場一段高、「オプジーボ」売り上げが想定上回り16年3月期業績予想を上方修正

 小野薬品工業<4528>が後場に入り上げ幅を拡大している。正午ごろに16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1445億円から1560億円(前期比14.9%増)へ、営業利益を152億円から240億円(同62.2%増)へ上方修正しており、これを好感した買いが入っている。

 昨年12月に「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」に対する効能・効果追加を受けた抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」の売り上げが想定を上回ることが要因。また、治験薬経費の計上が一部翌期にずれ込むことなどにより研究開発費が前回予想を下回ることも寄与する見通しだ。

 なお、同時に発表した第3四半期累計(15年4~12月)決算は、売上高1124億1900万円(前年同期比4.8%増)、営業利益223億2400万円(同35.5%増)だった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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