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【材料】日本光電が続伸、第3四半期累計は増収減益も買い優勢

 医用電子機器専門で、病院向け生体情報モニターが主力の日本光電工業<6849>が3日続伸。株価は一時、前日比111円高の2924円まで買われている。

 1日引け後、16年3月期第3四半期累計の連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.1%増の1116億5400万円と増収を確保したものの、営業利益は同13.1%減の72億4700万円となった。ただ、減益決算は織り込み済みだったとみられ、買い優勢となっている。

 国内市場の商品別では、生体計測機器は好調だったものの、生体情報モニタ、治療機器は前年同期実績を下回った。その他商品群も、当期から注力している自社商品の販売強化策により仕入品の売り上げが減少したことから、前年同期実績を下回り、国内売上高は減収となった。海外市場は、現地販売・サービス体制の強化や当期から注力している消耗品の拡販が奏功し、全ての地域、全ての商品群で2ケタの増収となった。

 据え置かれた通期の連結営業利益は前期比3.6%増の165億円の見通しで、進捗率は43.9%。
《MK》

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