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【市況】NY株式:ダウは17ドル安、中国製造業指数や原油安を嫌気


1日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は17.12ドル安の16449.18、ナスダックは6.41ポイント高の4620.37で取引を終了した。中国の1月製造業購買担当者景況指数(PMI)が12年8月以来の低水準となったほか、原油相場の大幅下落を受けて売りが先行。フィッシャーFRB副議長が世界経済の見通しに対する懸念や、原油安によるインフレ率の回復遅延に言及したことで、追加利上げ観測が後退し、引けにかけて下げ幅を縮小した。セクター別では、食品・生活必需品小売や消費者・サービスが上昇する一方でエネルギーや銀行が下落した。

医療保険のエトナ(AET)は、決算内容が好感され上昇。航空大手のアメリカン航空(AAL)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)はアメリカ疾病管理予防センターが、同社の食中毒問題の収束に関する声明を発表するとの見通しから買われた。一方で原油相場の大幅下落を受けて、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が売られた。

検索大手のアルファベット(GOOGL)はマーケット終了後に10-12月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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