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【市況】<株式トピックス>=市場エネルギー継続し25日移動平均線を奪回

 週明け1日の東京株式市場は、寄り付きから買い優勢の堅調な推移となり、後場に入ってもジリ高歩調が強まった。日経平均株価終値は、前週末比346円高の1万7865円と大幅な続伸となり、前週末ときょうの2日間で合計823円もの上昇を記録した。前週末の日銀によるマイナス金利の導入が、欧米など海外株式市場でも好感され、世界同時株高的な流を継続していることに加え、外国為替市場でも1ドル=121円台前半と円安水準で安定推移していることが追い風となった。

 きょう特徴的だったのは、東証1部の売買代金が3兆8519億円(前週末の1月29日は4兆4317億円)と引き続き大きく膨らみ、市場エネルギーが依然として高水準を保っていることだ。

 市場関係者からは「マイナス金利導入が利益圧迫要因とされる銀行株を除けば、自動車、電機の輸出関連をはじめ、不動産、建設、小売りなどの内需系まで幅広い業種でその代表銘柄が、比較的大幅な上昇をみせていた」との見方が出ていた。日経平均株価は、昨年12月7日以来約2カ月ぶりに25日移動平均線(1万7642円=1日)を奪回してきたこともプラス要因といえそうだ。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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