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【市況】NY金先物週間見通し:伸び悩みか、安全逃避の買い縮小の可能性


■NY金先物
安値:1,094.10ドル
高値:1,128.70ドル
終値:1,116.40ドル
前週末比(騰落率):1.83%

■堅調推移、日銀マイナス金利導入などが相場上昇の要因に

NY金先物は堅調推移。米長期金利の上げ渋りや日本銀行が当座預金にマイナス金利の適用を決めたことが材料視された。週前半は米国株安を意識した買いが入ったが、株価反転でも売りは拡大しなかった。29日の取引では日銀がマイナス金利導入を決めたことで主要国の債券利回りは低下し、金先物は底堅い動きを見せた。


■伸び悩みか、安全逃避の買い縮小の可能性

想定レンジ:1,080.00~1,140.00ドル

NY金先物は伸び悩みか。欧米諸国の株価反発を意識して安全逃避の買いはやや縮小する見込み。原油先物の上昇は米長期金利の上昇を促す可能性があるため、売り材料になるとみられている。ただし、今年4回の米利上げ観測が後退した場合、安全逃避の金買いはやや強まる可能性がある。

《TN》

 提供:フィスコ

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