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【通貨】豪ドル週間見通し:政策金利は現状維持の予想も対円レートは上げ渋りか


■大幅続伸、原油高や日銀のマイナス金利導入が意識される

先週の豪ドル・円は大幅続伸。原油高が続いたことや日本銀行によるマイナス金利導入を意識してリスク選好的な豪ドル買い・円売りが続いた。対米ドルでも投資家などの豪ドル買いが観測されており、対円レートの上昇を促したようだ。取引レンジは81円48銭-86円37銭。

■政策金利は現状維持の予想も対円レートは上げ渋りか

今週の豪ドル・円は上げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)の政策金利は2.00%で現状維持の予想だが、商品相場の持続的な上昇への期待は広がっていない。人民元相場の先安観は消えていないことから、日銀によるマイナス金利導入の影響は残るものの、リスク選好的な豪ドル買いがさらに増える状況ではないとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・2日:豪準備銀行が政策金利発表(2.00%で現状維持の予想)
・3日:12月貿易収支(予想:-23億豪ドル、11月:-29.06億豪ドル)
・5日:12月小売売上高(前月比予想:+0.4%、11月:+0.4%)

予想レンジ:84円00銭-87円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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