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2016年01月28日11時39分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:日立化、アドテスト、日新電、富士通ゼ

■日立化成 <4217>  2,031円  +272 円 (+15.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 27日、日立化 <4217> が決算(国際会計基準=IFRS)を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益が前年同期比78.6%増の390億円に拡大して着地したことが買い材料。自動車部品の販売が好調だったうえ、昨年1月に買収した台湾神戸電池の業績上積みなどが収益を押し上げた。原価低減に加え、前期に実施した希望退職などの構造改革に伴う固定費削減も増益に大きく貢献した。

■アドバンテスト <6857>  1,111円  +141 円 (+14.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 アドバンテスト<6857>が急騰。同社が27日取引終了後に発表した第3四半期累計(15年4~12月)の連結決算は売上高1166億4800万円(前年同期比2.7%減)、営業利益61億6200万円(同37.2%減)、最終利益36億2400万円(同60.8%減)だった。中国でのスマートフォン需要が鈍化していることを背景に、半導体テスターの販売が低調で収益を押し下げた。ただ、足もとの業績低迷は株価に織り込み済みで、16年3月期の連結業績予想については、売上高1600億円(同2.0%減)、最終利益67億円(同48.3%減)で据え置いたほか、営業利益を100億円から105億円(前期比28.2%減)予想に小幅増額したこともあって、空売り筋の買い戻しを誘発した。

■日新電機 <6641>  1,050円  +97 円 (+10.2%)  11:30現在
 27日、日新電 <6641> が決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比99.9%増の44.3億円に拡大して着地したことが買い材料。新エネルギー・環境事業で水処理場関連製品の販売が増加したほか、保守サービスを手掛けるライフサイクルエンジニアリング事業の収益が伸びた。企業体質の改革・強化を推進し、コスト削減などに取り組んだことも大幅増益に貢献した。

■信越ポリマー <7970>  686円  +56 円 (+8.9%)  11:30現在
 27日、信越ポリ <7970> が決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比53.9%増の34.9億円に拡大して着地したことが買い材料。 半導体ウエハ容器や電子部品搬送用テープの販売が伸びた精密成形品事業が収益を牽引した。車載用キースイッチが好調だった電子デバイス事業も大幅増益に貢献した。通期計画の38億円に対する進捗率は92.0%に達しており、通期上振れを期待する買いが向かった。

■Jティッシュ <7774>  1,239円  +100 円 (+8.8%)  11:30現在
 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774>が5連騰。27日の取引終了後、中央社会保険医療協議会において、同社の自家培養表皮および自家培養軟骨の保険償還に関して、診療報酬改定にあわせて機能区分が細分化されることが了承されたと発表しており、これを好感した買いが入っている。自家培養表皮ジェイスや自家培養軟骨ジャックが自家細胞由来であり、製造中に患者が死亡する場合があるなどの特性があるため、見直されることになったという。なお、細分化、償還価格の適用は4月以降を予定しているため、16年3月期通期業績に与える影響はないものの、17年3月期以降の事業計画には反映させるとしている。

■ウェルネット <2428>  3,315円  +220 円 (+7.1%)  11:30現在
 ウェルネット<2428>が続急伸。2006年4月以来約10年ぶりの高値圏に歩を進めている。年初に13週・26週移動平均線のゴールデンクロスを示現、上値指向を鮮明としていたが、ここにきて買いの勢いが増している。リアルタイムの電子請求・電子決済ができるマルチペイメントサービスを展開する。同サービスは土日祭日関係なくリアルタイムで購入代金を手数料なしで決済できることから、ヤフージャパン、楽天オークション、Eストアーなどの通販会社向けに実績を持つほか、米アマゾンが導入。また、GMOペイメントゲートウェイ<3769>にもOEM供給しており、今後の収益拡大が期待されている。株式需給面でも機関投資家の注目度が高く、先高期待が根強い。直近では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が5%超の大株主に浮上している。

■富士通ゼネラル <6755>  1,608円  +68 円 (+4.4%)  11:30現在
 27日、富士通ゼ <6755> が決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結営業利益は前年同期比12.9%増の166億円に伸びて着地したことが買い材料。主力の空調機が中東を中心に海外で販売好調だったうえ、上期に受注した消防システムの納入が順調に進んだことが寄与。円安による採算悪化や先行投資にかかる費用増加を、増収効果と費用効率の向上で吸収し、営業増益を確保。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の240億円→250億円に4.2%上方修正した。

■GMO-PG <3769>  6,220円  +210 円 (+3.5%)  11:30現在
 GMOペイメントゲートウェイ<3769>が反発。岩井コスモ証券は27日、同社株の投資判断を新規「A」とし目標株価を7200円に設定した。eコマース(電子商取引)を行う企業を主要顧客とするクレジットカード決済代行サービス大手。「金融とITを融合するフィンテック関連銘柄として注目」としている。15年9月期まで11期連続で増収増益を続ける優良企業であり、「フィンテック関連のマネーサービスビジネス(MSB)などの新規事業での利益成長が加わることで、年間の利益成長率が従来よりも高まりやすい局面を迎えている」と指摘している。

■シャープ <6753>  137円  +4 円 (+3.0%)  11:30現在
 シャープ<6753>は続伸。同社の経営再建が官民ファンドの産業革新機構の主導で進むとの見方が強まるなか、買収を狙う“対抗馬”の台湾・鴻海精密工業との駆け引きも水面下で激化しているもよう。直近は「(鴻海精密工業が)シャープの主力取引銀行が所有する2000億円の優先株を買い取る新提案を示していることが27日、分かった」と産経新聞が報じており、これが新たな思惑を呼んでいる。革新機構の再建案では優先株の債権放棄を求めているが、鴻海の提案は主力行にとってメリットがあり、同社の株価には刺激材料となる。

■大日本住友製薬 <4506>  1,351円  +39 円 (+3.0%)  11:30現在
 27日、大日本住友 <4506> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の285億円→325億円に14.0%上方修正。増益率が22.2%増→39.3%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。今期業績の上方修正は10月に続き、2回目。北米向け抗精神病薬「ラツーダ」の販売好調など海外事業が堅調に推移する中、研究開発費が想定を下回ることが利益を押し上げる。

■サンドラッグ <9989>  7,640円  +170 円 (+2.3%)  11:30現在
 年4回行われるMSCI構成銘柄の見直しシーズンが近づいてきた。次回は日本時間2月12日早朝に発表される予定となっている。市場では構成銘柄の入れ替えによる株価インパクトがあるために情報先取りトレードが話題になってきそうだ。国内大手証券のSMBC日興証券が「MSCI指数、構成銘柄の予想」をリポートで触れている。ポジティブインパクトのある銘柄を6銘柄、ネガティブインパクトのある銘柄は3銘柄と予想。リポートで紹介されたポジティブインパクトのある銘柄上位は、サンドラッグ<9989>、オプテックス<6914>、アミューズ<4301>の3銘柄。ネガティブインパクトのある銘柄上位は伊藤忠テクノソリューションズ<4739>、日本冶金工業<5480>、ダンロップスポーツ<7825>の3銘柄をとり上げている。

■キヤノン <7751>  3,353円  +66 円 (+2.0%)  11:30現在
 キヤノン<7751>が続伸。27日引け後に同社が発表した2015年12月期の売上高は前期比2%増、営業利益2.3%減で着地。SMBC日興証券では市場コンセンサスを下回ったことでネガティブな印象としている。またアナリストは同社に対して「弱気」の見方を継続。リポートでは、キヤノンのレーティングは「3」を継続、目標株価を3300円から3000円に引き下げているまた、前日に社長人事を発表。ただ、御手洗氏が引き続き同社の経営に関する決定を行っていくことからノーサプライズだったようだ。

■CYBERDYNE <7779>  2,006円  +38 円 (+1.9%)  11:30現在
 サイバダイン <7779> [東証M]が続伸。27日、中央社会保険医療協議会が「ロボットスーツHAL(ハル)」を使った治療について、保険を適用することを承認したと発表したことが買い材料視された。保険適用の対象は、筋ジストロフィーなどの難病で筋力の低下した患者が下半身に装着して歩行機能の改善につなげる。医療用ロボットによる治療への保険適用はこれが初めてで、4月から保険が適用されることになる。発表を受け、保険適用によるロボットスーツの販売拡大を期待する買いが向かった。

■アミューズ <4301>  4,960円  +80 円 (+1.6%)  11:30現在
 アミューズ<4301>が続伸。同社は27日の取引終了後、バンダイナムコホールディングス<7832>傘下のランティスと、フランスで合弁会社を設立することを発表した。既にアミューズはランティスとバンダイナムコライブクリエイティブ(BNLC)との業務提携により、ランティス所属のアーティストや、ランティス並びにBNLCが権利保有するアニメ関連コンテンツの海外展開を推進している。今回の合弁会社ではアミューズのフランス子会社とも連携して日本のアニメ・アニソンファンの拡大、欧州における事業拡大を目指していく。

■enish <3667>  615円  +100 円 (+19.4%) ストップ高   11:30現在
 27日、enish <3667> が事前登録者数は20万人を突破したスマートフォン向けゲーム「12オーディンズ」のAndroid版の配信を開始したと発表したことが買い材料。同タイトルは最大4人のパーティを組み、仲間と連携してモンスターに立ち向かう、3Dグラフィックスを使用したリアルタイムバトルRPG。iOS版も近日配信する予定としている。発表を受けて、「12オーディンズ」の人気化による収益拡大に期待する買いが向かった。株価は100円ストップ高の615円買い気配。

●ストップ高銘柄
 構造計画研究所 <4748>  1,572円  +300 円 (+23.6%) ストップ高   11:30現在
 オルトプラス <3672>  458円  +79 円 (+20.8%) 一時ストップ高   11:30現在
 enish <3667>  615円  +100 円 (+19.4%) ストップ高   11:30現在
 サイバネットシステム <4312>  1,035円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 アルチザネットワークス <6778>  728円  +100 円 (+15.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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