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【材料】メタウォーターが急反落、売り上げに寄与しない長期案件増で16年3月期業績予想を下方修正

 メタウォーター<9551>が急反落し、一時、前日比287円(10.2%)安の2527円まで売られている。27日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1110億円から1030億円(前期比3.7%減)へ、営業利益を84億円から52億円(同36.7%減)へ下方修正したことが嫌気されている。

 プラントエンジニアリング(PE)事業で10億円以上の大型案件を13件受注するなどしたものの、一部案件の受注時期の遅れや今期の売り上げに影響しない長納期案件の増加などで売上高が未達となることが響くとしている。

 なお、同時に発表した第3四半期累計(15年4~12月)決算は、売上高374億4800万円(前年同期比10.4%減)、営業損益62億3300万円の赤字(前年同期32億7300万円の赤字)だった。PR事業で受注高1億円以上の工事が26件完了したほか、サービスソリューション(SS)事業で新規の運転・維持管理を3件開始するなどしたものの、上記の要因や案件構成の違いなどで減収減益に終わった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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